ルーマニアン・デッドリフト(RDL)が適切に行えない場合に行う基礎動作トレーニングです。 この動作が適切に行えない限りはデッドリフトへの移行はオススメしません。
<フォーム>
背中にPVCパイプやそれに代用できる長い棒を置く。 手の位置は、首の後ろと腰の後ろ。
棒が頭、上背部、お尻の3つのポイントに付くように姿勢を取る。
フォームはRDLと同じです。
<セット&レップ>
動作を改善するために行うエクササイズなので、セット数は5−10が望ましいです。
レップ数は5回までにしましょう。 10回やるとして、8−9回目に疲労などが原因でフォームが崩れる可能性があります。 そうなると、脳がその崩れたフォームを覚えこんでしまう可能性があります。 セット数を増やすことによって、セット間にフォームのフィードバックを多く行えるという利点もあります。
1セット目に左手を首の後ろ、右手を腰の後ろに置いたら、2セット目は右手を首の後、左手を腰の後ろというように交互に変えていきましょう。 ですので、セット数は偶数が望ましいです。
慣れてきたら、棒なしで行ってみてください。
<参考文献>
1. Rippetoe, M and Kilgore, L. Practical Programming for Strength Training. 2006. The Aasgaard Company.