1・2回だけのトレーニングでは効果はとても低く、継続的にトレーニングを行うことが重要であるという原則。
トレーニングに即効性を求めてはいけません。 長期的に、継続的にトレーニングをして、少しづつ効果が現れてきます。 「継続は力なり」の言葉どおり、少ないトレーニング量でもいいので、継続的に続けることが大事です。
吐くまで追い込む1回のトレーニングよりも、適切な量や強度のトレーニングを継続的に長期的に行うほうが効果的であり、その人の方がすごいです。
また、トレーニング初心者はわりと短い期間でより重い重量が挙げれるようになることがあると思います。 トレーニング初心者(トレーニングを始めてから3−6ヶ月の期間の人)は筋力が向上したというよりも、神経系の発達でより高重量なものが挙げれるようになります。 初心者の期間は人それぞれで個人差はあります。
また、「キャンプ前の自主トレで瞬発力アップとか体力向上」とか「オフシーズンの3ヶ月で体力向上」というのをよく聞きます。
自主トレの期間も大体2−4週間程度であり、オフシーズンの3ヶ月も諸々の体力を向上するのには足りない期間です。
体力(筋力、筋パワー、持久力、スピードなど)はオフシーズンだけに限らず、プレシーズン(プロ野球でいうオープン戦(?))、インシーズン、ポストシーズン(シーズン終わってからの休養期間:約1−2週間程度)のすべてを通して向上を促すアプローチであるべきなのです。
もちろん、インシーズンは試合や練習などいろいろなことが絡んできて、トレーニングに時間を取れないことが多いかもしれませんが、ある程度の時間を取ってトレーニングを行い、「体力の維持」という最低限のことを目標として行いたいものです。
トレーニングというものはコツコツ積み上げてこそ初めて結果が出るものです。
トレーニングは即効性を期待するよりも、長期間でゆっくりと向上していくものだと考えてトレーニングに励んでほしいです。