トレーニングを行う前に、理解しておきたい7つのトレーニングの原則があります。 世の中には様々なトレーニングプログラムが存在していますが、どのプログラムもこの7つの原則が基本となっています。
<目次>
・漸進性の原則とは
・どのくらいのペースで負荷を増大させていくか
<漸進性の原則とは>
トレーニングの質や量を少しづつ長期的に伸ばしていくという法則です。
トレーニングは個々の身体能力より軽い負荷を用いて行っても効果は薄いですし、逆に高すぎると傷害などのリスクが上がってしまいます。
負荷を高くする場合、一度に一気に上げるのではなく、長期的に考え、ゆっくりと高めることがポイントです。 急激な負荷の増大は怪我のリスクを高めたり、トレーニング効果を減少させてしまう恐れがあります。
例として野球のバッティングで言うと、初心者が80kmのストレートを打てるようになった段階で、次の目標として150kmのストレートを打つ練習をする。 急激に練習の負荷が高まって、スイングの技術などが乱れてしまうということがあるかもしれません。
トレーニングも同じで、先週はスクワットで100kg挙げれたから、今週は150kgに挑戦しよう! という具合です。
<どのくらいのペースで負荷を増大していくか>
人によりますので、一概にはっきりとは言えません。
2.5−5kgの範囲で負荷を上げていくのが理想かもしれません。 ただしこれは、前回の記事で書いたように(過負荷の原則)負荷のかけ方にも色々な方法があるので、はっきりとした物は言えません。